社風を知る

CROSS TALK 2座談会2(理系×理系社員)

理系人材の活躍できる場が商社にはある

商社と言えば営業の仕事を連想し、一見、理系人材とのマッチングを思い浮かべにくい業種と思われがちです。しかし、実は商社には理系人材の活躍の場が多数あり、今後益々理系のバックグラウンドを持った人材が求められています。
ここでは、MISTSで働く理系出身者2名に登場いただき、鉄鋼商社における理系人材の活躍の実態について語ってもらいました。

  • 松谷 青空

    AOZORA MATSUTANI

    フロアー営業部 九州フロアー課
    2016年入社/理工学部 建設システム工学科 
    都市交通計画専攻 卒

    愛知県出身。
    中高は野球部、大学では軽音サークルでギターを担当。趣味のドライブでは大分方面に好んで出かける。自分の性格を「頑固」と。こうと決めると、納得しないと考えを変えない。 好きな言葉は、「百聞は一見にしかず」。

    キャリアパス

    2016年 フロアー事業部 東日本フロアー課

  • 井上 祐

    YUU INOUE

    名古屋支社 営業1課
    2010年入社/理学部 生命科学科 卒

    兵庫県出身。
    全校生徒18人という小学校で育ち、高校からは寮生活を送る。中学高校はサッカー部に所属。大学時代1年間休学し、ボランティアとしてアメリカの高校で日本語教師を経験。自分のことを「理系っぽくない」という。趣味は映画観賞とスポーツ観戦。
    好きな言葉は、「大志を抱け」。

    キャリアパス

    2010年東京本社棒鋼部 棒鋼2課

    2017年伊藤忠丸紅鉄鋼(株)厚板条鋼部 条鋼貿易課 出向

    2017年伊藤忠丸紅鉄鋼(株)インドネシア会社 出向

    2019年現職

結果がはっきり見える商社ビジネスの魅力

はじめに、就職で、メーカーではなく商社を選んだ理由を教えてください。

井上メーカーは自社製品に対して誇りを持てることや、新規商品の開発などが魅力的でしたが、商社は、地域や商品に縛られないで仕事ができることに惹かれました。大学時代に、アメリカで日本語学校の教師のボランティアをしたことがきっかけで、世界を相手に仕事をしたいと考えるようになり、商社はそのイメージに合っていたこともあります。商社では、形状を自在に変えられるモノを取り扱いたいと考え、「鉄」を扱う会社を探しました。さまざまな商社やメーカーの説明会に参加しましたが、MISTSは雰囲気、採用担当、先輩社員の方など、すべてに魅力を感じ入社を決めました。

松谷大学では都市交通システムなどを研究していました。まず真っ先に思い浮かんだのは、建設コンサルなどの会社です。でも、結果がわかりやすい仕事をしたいという思いもありました。商社は、一人の裁量が大きく、良くも悪くも数字ということで結果が明白です。また、パソコンや機械に向かって仕事するだけよりも、人との出会いや会話の中で仕事を進めていく方が面白そうだとも考えました。就職活動の頃は、商社マンってスーツを着て、大きなお金を動かして、なんだかかっこいいと、イメージ的にもあこがれていました(笑)。

では、現在の仕事内容を教えてください。

井上ゼネコンや特約店向けの鉄筋の販売を行っています。名古屋支社に異動したばかりですが、既存の客先とのより深い関係づくりや新規顧客の開拓に力を入れています。仕事のポイントは、いち早くプロジェクト情報をキャッチして、客先のニーズを把握し、メーカーの選定や商品の提案で魅力あるプレゼンをすることです。

松谷私は、当社のオリジナルの床材製品である「ファブデッキ」に関する営業を担当しています。営業といっても、ゼネコン、設計事務所への売り込みから、受注後は、構造計算を行って設計をして、見積りを作成、現場での搬入・施工の管理、ファブデッキや関連部材が正しく設置されているかの確認、ファブデッキ工場の製造管理など、担当製品に関する全般の業務をこなしています。仕事の幅が広いので、一連の仕事を一人でこなすファブデッキの営業のスペシャリストになるにはもっと勉強が必要だと思っています。

結局は「人と人」

現在の仕事に、理系のバックグラウンドは生かされていますか?

井上大学では生物系の勉強をしていたので、現在の仕事とは直接はリンクしていません。ただ、役に立っていると思うのは、ロジカルな考え方と研究をやり遂げる根気です。植物の細胞分裂について卒論を書きましたが、まず事象について「どうしてそうなるのか」を徹底的に考え、仮説を立て、それに基づいて実験を繰り返します。実験は消去法で、可能性を消すためには多くの失敗実験をしなければなりません。その作業は本当に根気が必要です。仕事の中でも、仮設を立てて、それをやり遂げるという道筋は同じだと思っています。その部分が、今の仕事に役立っていると考えています。

松谷私は大学で土木を専攻していましたが、建築に関する構造の授業もとっていた建築系を学んだので、ファブデッキの設計や図面を見る時に役立っています。大学の研究では、データの集計及び分析やプレゼンも行っていたため、エクセル作業や説明資料の作成に多いに役立っています。

商社の仕事において、理系人材に足りないと思うことはありますか? また、理系ということで、入社後に苦労したことは何ですか?

井上理系だからといって特に不利なことはないのですが、理系の人間は良くも悪くも、狭く深くになりがちなところがあります。営業というのは、人間関係を構築して、ビジネスを広げていくのが仕事です。インドネシア駐在時は、まず言葉の壁にぶつかりました。英語も通じますが、より親しみやすいよう、必死でインドネシア語を勉強しました。半年くらい経って、少しずつ会話が受け入れられるようになり、小さな契約をいただきました。そして1年後、大きなプロジェクトを受注することに成功しました。この経験から国内外問わず、視野を広く持ち、広い人間関係を構築して、限られた時間で最大限の情報を引き出す力を身に着ける必要があると思います。

松谷私は簿記や財務など、お金や経営に関する知識が足りないと感じました。入社後すぐに簿記3級の試験があり、社内の対策講座で行った模擬試験での成績は、同期の中で最下位でした(笑)。なんとか合格することができましたが、「簿記とは何か」から始める勉強は大変でした。

井上商社の仕事は突き詰めると「人と人」です。業界柄、扱っている商材に大きな差がないため、いかにして自分を売り込めるかということが大切だと思います。そのためには、人間関係を構築するうえでの付き合いのお酒やゴルフも必要です。私は、実はアルコールがまったくダメなんですが(笑)、それでもくらいついて営業ができています。

松谷私自身、まだお酒の付き合いは多くありませんが、業界柄そういった機会はまだまだありますね。

深い専門性を持つ強み

今後、鉄鋼商社ビジネスには、理系人材の活躍の場が広がっていくと思われます。お二人は、どのような部分で、理系人材が求められると思いますか?

井上理想論ですが、「広く」、「深く」ができる人材が活躍できると思います。これは理系・文系に関わらず同じことですが。その中で、「深く」が標準装備されている理系人材は、アドバンテージがあり、理系ならではビジネスができると思います。商社ビジネスでは、マルチプレーヤーであることが理想ですが、いきなり、全方面で広く、深くといってもそれは無理があります。自分の得意分野を伸ばして、そこから広げていけばよいと思います。専門分野を持っているというのも、理系の強みですよね。

 

松谷鉄鋼商社業界は、取り扱う商材に差が少ないので、これまではメーカーとの間に入ってモノを流したり、金融的な役割を担ったりということでしたが、時代は変わってきています。もっと踏み込んで、お客様の業務の一部を担うようなビジネスが、成長のためには必要になってきます。私の部署では、材料の販売に付帯して、建築工事の中の床工事を請け負うビジネスもやっています。ゼネコンなどのお客様の業務領域に踏み込むには、理系的な知識や考え方が生かせるのではないでしょうか。理工系の皆さんも、ぜひ当社で商社ビジネスにチャレンジしてほしいですね。

 

── 本日は、有り難うございました。

最後に

鉄を扱う専門商社であるMISTSの仕事には、鉄の成分分析や、構造設計をはじめ、加工品を工場で製造したり、現場の建設業務まで請け負うといった、より専門性の高い付加価値を付けたビジネスが増大しています。これに伴い、理工系のバックグラウンドをもつ人材の活躍の場が大いに広がっています。
理工系の学科を専攻された皆さん、ぜひ商社ビジネスの中で皆さんの専門性を活かしてみませんか。ご応募を心よりお待ちしています。

(採用担当一同より)

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