人と仕事

PEOPLE & WORK人と仕事

07建築/
フロア営業部(FABBデッキ)

床製品の営業で、
巨大な建築物を
共に作る

フロアー営業部 
東日本フロアー課

多湖 佳明

2007年入社
経済学部 卒

PERSONAL DATA

  • 出身地三重県
  • 血液型A型
  • 学生時代のクラブ活動サッカー部
  • 私の性格やさしい
  • 好きなこと音楽
  • 苦手なこと字が下手
  • 趣味・余暇の過ごし方キャンプ、スポーツ観戦
  • 好きな映画スターウォーズなどSFものやアクション映画
  • 好きな言葉継続は力なり

入社理由大型の開発案件を手掛けたい

あえて自分がしたい仕事とは何かを考えた時、漠然と社会のインフラに貢献できる仕事をしてみたいと思いました。企業の説明会に幅広く参加していく中で、商社の仕事内容に興味を持つようになりました。理由の一つに、どの商社の人事の方も、人材が大事だと熱く説明されていて、人が主役の業界だと感じたことがあります。商社が扱う商材にはいろいろありますが、その中で建材に興味を持ったのは、社会に広く使われており、私たちの生活にもっとも身近な材料と考えたからです。ランドマークとなる建物や大型の開発案件に関わってみたいという思いもありました。
一方で、鉄鋼や建材は歴史がある業界で、差別化したり、結果を出すのが難しいという認識もありましたが、その方が自分のウイークポイントを鍛え、成長するには良い環境だとポジティブにとらえ、飛び込むことを決意しました。また、入社当時、MISTSは伊藤忠と丸紅の国内建材部門が合併してできた会社であったため、2つの商社をバックボーンに幅広い案件に携われると考え、入社を希望しました。

仕事内容営業から施工管理まで

フロアー営業部は、「FABB(ファブ)デッキ」「スーパーKHスラブ」などオリジナル床製品の設計・製造、品質管理、営業と請負工事を行なっています。営業対象となるのはゼネコンの購買・設計担当者、あるいは現場の所長や工事担当者、そして設計事務所など。設計段階から仕様書や図面に当社の商材を織り込んでもらう、スペックイン営業が基本です。また、商材だけではなく、商材に伴う鉄筋工事や型枠工事も請け負っています。商材の納入という商社的な業務だけではなく、ゼネコンと一緒に建物を作っているといえます。

そのため営業担当者の業務範囲は非常に幅広いものとなります。営業に関しては、見積もり対応、設計および構造計算、営業と情報収集を目的とした客先回り、発注後は施工図を作成し工場の製造管理まで行います。さらに、現場への搬入、施工打ち合わせ、検査など施工管理、担当物件ごとに値決めから回収までお金の管理も行っています。

仕事のやりがい信頼関係に存在意義を見出す

なんといっても設計から建物の施工まで関わることができるのが仕事の醍醐味です。建物ができていく現場にいることができることは、巨大なモノづくりに参加しているという実感があり、スケールの大きさやダイナミックさには感動することさえあります。小さい案件もありますが、プロジェクトが終わった後も、自分の手掛けた建物がいつまでも残り、仕事のモニュメントが増えていくことで、自分の仕事の足跡を振り返ることができます。

また、お客さまからの信頼を獲得するなど、仕事における人間関係の構築もやりがいにつながっています。無事に工事を終えて最後の挨拶に行った時、「よくやってくれたね」とねぎらいの言葉をいただいたり、次の仕事にも声をかけていただけるリピートオーダーにつながったり、別の現場でまた一緒に仕事をしたりと、常に人とのつながりが続いていきます。信頼関係を築くことは、自分の存在意義の証明であり、仕事のモチベーションにもつながっています。

苦労したこと幅広い業務範囲に奮闘

営業だけではなく工事まで請け負っているので、とにかく業務範囲の広さに苦労します。営業活動はもちろん、設計、現場管理まで全て対応できて初めて一人前です。その一人前になるのには3年以上かかるでしょう。お客さまから技術的なことや施工に関することを直接聞かれ、それに的確に答えられなくてはなりません。そのためには、ゼネコンの担当者と対等に話せる知識と経験が必要になります。また、製造工場の管理や製品の母材手配など、メーカーとしての仕事もこなさなければなりません。

受注した後も気はぬけません。工事にトラブルは付きもので、問題が起きずに終わった工事はないと言っても過言ではないでしょう。想定外のトラブルに対し、現場でどのように対応するかが腕の見せどころです。とっさの判断だけではなく、現場との調整力、工場や下請け会社、設計会社など協力会社へのリーダーシップも求められます。

成長を感じる瞬間周りからも頼られる存在に

特に文科系出身の私は、商材に関する知識はもちろん、建築関係の知識、業界の構造や慣習に至るまで、入社当時はわからないことだらけで、とにかく知識を吸収することに必死でした。自分でも調べますが、それでもわからないことは先輩や上司に聞いたり、時には現場の方に教えていただくなど、最初は周りの人たちに頼ってばかりでした。

それでも、経験を積むことで、仕事の流れや内容がわかってきて、自分で判断できることが増えていくと、問題発生時、どのように対応すれば良いかを提案することもできるようになりました。今では社内だけでなく、協力会社やゼネコンの人たちからも頼られていると感じることがあり、その点に大きな成長を感じています。いろいろな人から頼られることに対して、常に誠実に対応することが信頼につながっていると思います。

今後の目標新たなビジネスを築く

現在は、仕事をスムーズに回せるようになりましたが、これからはゼネコンや設計事務所をはじめ、業界内にしっかりと信頼関係を築き、人脈を構築していきたいと考えています。その結果、業界で一番信頼できると言われるような担当者になることを目指しています。

また、現在扱っている床製品は30年以上の歴史を持っており、競合製品もあります。今後、この市場でシェアを伸ばしたり、新しい市場の開拓を進めていくには、今までと同じことを続けていくだけでは十分ではありません。そのため、これまでの経験を生かし、新しい床製品の開発や次の世代の省力化につながることなどを手掛けていきたいと思っています。現在の製品にこだわらず、視野を広げ、新たなビジネスを築いていきたいと考えています。

EPISODE

工事完了に全力を尽くし、信頼を獲得

工事を受注する際には契約書を結びますが、時に契約書の解釈の仕方や不備によって、認識に食い違いが生じることがあります。以前、大型現場でゼネコンと工事の担当範囲の認識が違い、契約範囲外の追加工事を行うことを余儀なくされることがありました。通常であれば、契約内容をお互い確認し、話し合いのうえ追加工事の契約を交わすのですが、その現場では、工期が限られていたので追加工事契約をする前に工事をスタートせざるを得ませんでした。さらに、工事が進むに連れて追加工事がどんどん増えていきました。

問題は膨れ上がるばかりですが、まずは工事を完成させなければなりません。私は、目前の問題は置き、追加工事も含めて工事をきちんと終わらすことだけに全力を尽くしました。なんとか工事を終わらせ、追加工事にかかった費用を取りまとめました。契約工事だけでもギリギリの採算でしたが、追加工事の費用が回収できないと大赤字になってしまいます。追加工事の額は大きく、当初から予算が厳しいと聞いていたので、厳しいネゴになることを覚悟しました。しかし意外にも、所長からは「よくやってくれましたね。追加金額はその通りで結構です」という返事をいただきました。工事を完成させるという目的に、お客さまと一体となって動いたことを高く評価していただいたのです。それだけではありません、所長の次の現場でもリピートをもらうことができました。信頼関係は、損得勘定では築けないということを実感し、自身がもう一段ステップアップしたような出来事でした。

ONE DAY SCHEDULE

一日の流れ

06 : 00
起床。産まれたばかりの長男に沐浴させるのが日課です。その後、朝食を食べます。
08 : 20
出社。 始業は9時からですが、今日は週1回の部内会議があるため、早めに出社して準備をします。
09 : 00
部課長から指示や連絡事項を伺い、営業案件および担当している工事物件の進捗状況などについて報告します。問題点は早めに報告し共有します。
10 : 00
工場から電話がかかってきていたのですぐに掛け直します。クレームやトラブルはスピーディーな対応が第一です。
11 : 00
設計事務所に訪問。昨日提出したFABB(ファブ)デッキの構造計算書について説明します。
12 : 00
会社に戻って昼食をとり、午後から現場に出るため作業着に着替えて出かけます。現場は遠いので社用車を運転して行きます。
14 : 00
現場に到着して所長に挨拶。今日は設計監理の検査があるためゼネコン担当者と一緒に立ち会います。
16 : 00
会社に戻ったらゼネコンの購買部から見積依頼のメールが届いており、対応。
17 : 00
製造委託工場、工事の協力会社に明日の指示や提出資料の依頼などのメールを出します。
18 : 30
退社。家には妻1人のため早めに帰宅。帰りにスーパーで買い物して、育児家事は夫婦で協力して行います。
20 : 00
家族と食事、泣く赤ちゃんをあやしながら食事の片付け部屋の掃除をします。ここから就寝までは、怒濤如く時間が過ぎます。
23 : 00
シャワーを浴びて、早めの就寝。明日やる事の優先順位などを考えて眠りにつきます。

IN MY BAG鞄の中身拝見

現場は遠いことが多いので、音楽を聴いています。好んで聞くのはロック。特に邦楽のパンク系が好きです。スマホの充電用のバッテリー、メモ用のノートもいつも持ち歩いています。

MEMORIES思い出の一枚

新婚旅行でスイスへ行きました。標高3571mのスフィンクス展望台から望むアルプスの山々は雄大でした。

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